実家から出てきた怪獣ソフビ、捨てる前に|マルサン・ブルマァクの見分け方

買取センター荻窪の長尾です。

生前整理や実家の片づけのご依頼でお伺いすると、押し入れの奥や物置の段ボールから、古い怪獣人形が出てくることがあります。色があせて、ほこりをかぶって、正直パッと見はゴミ袋行きの見た目です。

ですが、これがときどきとんでもない値段になります。先に結論を書いておくと、昭和の怪獣ソフビは捨てないでください。 判断は写真1枚あればこちらでできます。

今回は、その怪獣ソフビの中でもとくに重要な「マルサン」と「ブルマァク」について、現場でどこを見ているのかを書いておきます。

なぜ古い怪獣ソフビが高いのか

まず背景から。日本の怪獣ソフビの出発点は、マルサン商店です。1966年、『ウルトラQ』の放送に合わせて発売されたソフトビニール製の怪獣人形が、その第一号でした。当時の価格は350円。前例のない商品だったため流通の反応は鈍かったそうですが、追加注文が殺到し、生産が追いつかないほどのヒットになります。発売のピークは1967年。ところがブームが去るのは早く、1967年にマルザンへ社名変更したのち、1968年12月に倒産しています。

ここで話が終わらないのが面白いところで、翌1969年、マルサン出身の3人が設立したのがブルマァクです。倒産時に差し押さえられていた金型を入手して生産を再開し、1971年の『帰ってきたウルトラマン』からは第二次怪獣ブームの中心となって、ソフビの黄金期を築きます。

そしてブルマァクも1977年に倒産。オイルショックによる資材高騰と、ポピーの「超合金」との競争に敗れたことが大きかったと言われています。

つまり両社とも、活動期間は驚くほど短いのです。当時は消耗品の玩具ですから、遊び倒して捨てられたものが大半。残っている個体そのものが少ない。これが今の相場の理由です。

見分け方その1:まず足の裏を見る

現場でいちばん最初にやるのは、ひっくり返して足の裏を見ることです。

ブルマァクのロゴマークは雄牛(ブル)を象ったもので、同社の怪獣人形の足裏には、この雄牛の刻印が入っています。当時から真贋の目安とされてきたもので、これがあればブルマァク製と判断できます。

やっかいなのはマルサンとの区別です。前述のとおり、ブルマァク初期のソフビにはマルサン時代の金型を改修して再発売したものが多く含まれます。つまり造形がそっくりでも別物ということが起こる。姿かたちだけで「これはマルサンだ」と決めつけられないのは、こういう事情があるからです。

足裏でもうひとつ見るのが製造年です。1990年代や2000年代の年号が入っていれば、それは当時物ではなく後年の製品と考えるのが自然です。「復刻」の文字がそのまま入っているものもあります。

ですので、お客様のほうで無理に判別していただく必要はありません。足の裏を含めて何枚か写真を撮っていただければ、こちらで確認します。

見分け方その2:復刻版かどうか

もうひとつ多いのが、当時物と復刻版の取り違えです。

1990年代以降、バンダイ系列の「B-CLUB」をはじめ各社から復刻版が多数出ています。ブルマァクもマルサンもブランドとしては現在も生きており、新しい製品が今も作られています。さらにM1号やマーミットといったメーカーが当時風の造形でソフビを作っており、こうした一群はファンの間で「マルサン・ブルマァク系」と呼ばれます。

これらは狙って作られている分、素人目には当時物と区別がつきません。逆に言えば、「復刻だと思って捨てようとしていたら当時物だった」というケースも当然あります。

なお、復刻版だから値段がつかない、ということはありません。B-CLUB復刻や現行ブルマァクにもコレクターがついていますし、イベント限定品や限定成型色は当時物に近い評価になることもあります。ここも自己判断は禁物です。

見分け方その3:状態と付属品

査定額を大きく左右するのが状態です。ソフビは経年でベタつき、色あせ、変形が出やすい素材で、とくに顔や体の変形は大きなマイナスになります。

ここで一つ、強くお願いしたいことがあります。塗装のタッチアップや修復はしないでください。 良かれと思って手を入れると、ほぼ確実に価値が下がります。ほこりが積もっていても、そのまま持ってきていただくのが正解です。汚れ落としもこちらでやります。

付属品も重要です。当時の紙タグ、ビニール袋、ヘッダー、外箱。これらが残っているだけで査定額は大きく変わります。とくに紙タグ付きは別格です。「本体じゃないから」と紙モノを先に捨ててしまう方が多いのですが、当時のチラシやカタログを探している方もいます。箱の中身ごとお持ちください。

相場はどれくらいか

ソフビの買取は幅が非常に広く、現行品や一般的な中古品なら数百円から数千円、希少な当時物や限定品になると数万円から十数万円という世界です。マルサンやブルマァクの当時物、状態の良い未開封品には、さらに上の値がつく例もあります。

メーカー、キャラクター、成型色、状態の組み合わせで決まるので、「この怪獣だからいくら」と一律には言えません。だからこそ、まとめて見せていただくのがいちばん早いです。

買取センター荻窪へご相談ください

当店では、昭和の怪獣ソフビの買取を強化しています。マルサン、ブルマァク、ポピー、バンダイ、B-CLUB、M1号、マーミット、エクスプラス、メディコム・トイなど、当時物から現行品、インディーズソフビまでお引き受けします。バラ1体でも、押し入れの箱ごとでも構いません。

  • 宅配買取:梱包用の宅配キットをお送りします。査定料・キャンセル料・返送費用はすべて無料。全国から承っています。
  • 出張買取:関東圏を中心にお伺いします。東京都内は日程が空いていれば即日対応できる場合も。他のお品物とまとめてのご整理にも対応します。
  • 店頭買取:東京都杉並区今川1丁目、環八通り沿い(トヨタモビリティ東京 井荻店の隣、紺色のビルです)。10:00〜22:00、年中無休。駐車料金は当店負担、台車の貸し出しもあります。

お電話(0120-993-275/03-5657-7182)か公式LINE(https://page.line.me/718fjwfd)で、写真を送っていただくだけでも構いません。

ご家族が大事にしていたものだと思います。次に集める方の手に渡るよう、きちんと見させていただきます。

買取センター荻窪 長尾